学校生活について(生徒の感想) of 秋田県立大館鳳鳴高等学校定時制課程(桜楯館)

学校生活について(生徒の感想)


令和5年度

「この1年頑張ったこと」

 私はこの1年、勉強、学校行事、生活習慣の見直しを頑張りました。最初にしたのが生活習慣の見直しです。起きる時間が毎日違ったり、寝る時間が遅くなってしまったりして生活リズムが崩れていたので、はじめに簡単にできることとして、寝る時間は変わっても起きる時間を同じにするということを頑張りました。続けることで規則正しい生活が送れているので、この生活を続けられるように頑張りたいです。

 勉強については、中学校までの学習内容で分からないことが多く、高校の授業についていけるのか、テストで良い点が取れるのか心配でした。分からないことは友達に聞くなどして勉強を進めることができているのでよかったです。テストでは各教科で点数が偏っているので、偏りがでないように復習を頑張っていきたいです。

 学校行事は、高校生活を送っていく中でたくさんの行事があることを知りました。ボウリング教室や長期休み前のクラスマッチ、桜楯館フェスタなど、他にもたくさんの行事があり、全部が楽しかったです。特にクラスマッチは、クラスで戦うのでクラスメイトとの仲が深まり、先輩同士の試合や先生方のエキシビションマッチなど見ているだけでもすごく楽しかったです。 これから進路のことを考えていかなければならないので、これまで以上に勉強を頑張り、楽しい学校生活を送っていきたいです。


「挑戦と成長」

 入学してからのことを振り返ると、学ぶことが多く成長することができた1年だったと思います。

 入学当初は人前で話すことが苦手で、これから先、大人数の前で話すことは絶対にしないと思っていました。しかし、毎日友達と会話をしていくうちに相手の目を見て話せるようになり、クラスのみんなの前ではあまり緊張せず話せるほどに成長することができました。このことから、少し自分に自信がつき、できないことをできるようにしたいと考えるようになりました。私は最初に、苦手だった勉強を頑張ることにしました。初めはコツが掴めず、なかなか勉強を楽しくやることができませんでしたが、何度もやっていくうちに自分なりの勉強方法を見つけることができました。それから、少しずつですが成績が上がっていき、勉強を楽しいと思えるようになりました。

 まだ勉強面で心配なことはたくさんありますが、中学生の頃と比較すると大きな成長だったと思います。生徒会に所属するという今までの自分からは考えられない挑戦をすることができました。生徒会としての役割はまだ少ないですが、これからの自分の成長のために頑張りながらも楽しんでいきたいと思います。

 

「1年を振り返って」

 今年1年を振り返ってみて、桜楯館に入学して良かったと思いました。私は10月入学で他のクラスメイトと入学時期がずれていて、クラスに馴染めるか不安でした。入学してからは先生が声をかけてくれたり、クラスメイトも優しく接してくれたりして、過ごしやすい環境が整っていると感じました。私が桜楯館に入学しようと決意した理由は、このような生徒の受け入れ態勢にありました。

 学校に行くということを習慣化する上で必要になってくるのは、学力とコミュニケーション能力だと思います。桜楯館に入学するにあたって、私は毎日少しずつ勉強をしたり、外に出て人に慣れる練習をしたりしました。苦手だった数学やアルバイトをして人と話すなど、自分の苦手なことにもたくさんチャレンジをしてきました。自分のための努力は簡単ではありませんが、これからも小さな努力を積み重ねて、確実に自分の力に変えていけるよう頑張っていきたいと思います。







令和4年度

人と接することが苦手で、初めの頃は、自分か ら話しかけたりすることができませんでした。桜楯館フェスタで他の生徒と接する機会が増え、それがきっかけで仲の良い友達を作る事ができました。私はもと もと自分から話しかけるタイプではありませんが、自分の意見を徐々に発言することができるようになってきました。友人と学習の話や趣味の話をして充実した 学校生活をおくることができて毎日の登校が楽しく、係の仕事も協力しておこなうことができました。周りとコミュニケーションを取れたことにより、自分に自 信をもてるようにもなりました。

 来年は学年が上がるので自分の将来について具 体的に考え、どんな職業に就きたいか明確にし、目標を立てて生活していきたいと思います。また、自分の意見をしっかりもち、発言できる人間を目指していき たいと思います。

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この1年間で特に印象に残っているものを考え たとき、1番に桜楯館フェスタのことを思い出した。入学して初めての学校祭に、ワクワクが止まらなかった私は、誰よりも学校祭を楽しむために様々な出し物 に参加した。

 体育の時間にビデオを見て心を奪われた八丈太 鼓には、進んで立候補し練習のある日はできる限り足を運んだ。先生や先輩方は、超絶初心者である私に、譜面の読み方から丁寧に分かりやすく教えてくださ り、どんな些細な質問でも真摯に答えてくれた。そのおかげで何度か練習し、ぎこちないながらも先輩の太鼓についていけるようになった。八丈太鼓は叩く速さ に違いがあり、1番早いものにはついていくのが大変だったが、通しの練習で最後まで叩き切れたときの達成感はとても気持ちいいものだった。本番当日では、 練習の時とは服装も周囲の環境も違って緊張したが、叩いているうちにノッてきて、最終的には楽しみながら演奏することができた。張り切りすぎて、後日筋肉 痛に悩まされてしまったが、今ではそれも含めていい思い出になっている。

 桜楯館フェスタにはもう一つ思い出がある。当 日部門で行った科学実験教室のことだ。科学実験教室では、安部先生からの提案で私が趣味としてやっているレジンクラフト教室を行った。自分の好きなこと を、学校祭というイベントを通して沢山の人に知ってもらえる機会になってとても嬉しかった。コロナ禍で一般公開は生徒の家族や関係者のみという制限があっ たため、大勢の参加は期待できないと思っていたが、当日には科学実験教室のメンバーだけでは手が回らず、用意していた材料、素材を使い切ってしまうほどに 大盛況となり嬉しさより先に驚きがあったことを思い出す。

 一日中大忙しだった桜楯館フェスタだったが、 それだけにやりがいと達成感が感じられるイベントだった。

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この1年間で私が1番印象に残っていること は、ふるさと学習です。実際に現地に行って話を聞いて、建物の中を見せてもらって学んだことをみんなの前で発表するのがとてもいい経験になったからです。 私は秋田県に引っ越してきてからまだ2年ほどしか経っていないので秋田の歴史を研究し、学ぶことができてとても楽しかったです。

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・私は冬休みに初めてスーパーで短期アルバイト を体験した。コミュニケーションに苦手意識があった私は、環境に馴染めるか不安だったが、作業の分からないことを従業員の方に聞いたり、お客様の案内も従 業員の方に頼りながらも取り組んだりすることができた。実際に体験することによって、「コミュニケーションが苦手だと思い込んでしまっているのではない か?」と気付かされた。また、年末年始はお客様の出入りが非常に多く、従業員の方々も商品の製造に苦労しているようだった。そのとき、手の空いている他の 担当の方々が応援に駆けつけてくれて、無事にお客様に商品を提供することができた。このことが、仕事は自分1人だけでなく、周りの協力や団結力でなりたっ ているのだと実感に繋がった。そして、このことが、社会に馴染んでいくために必要になってくることだろうと思った。

 初めてのアルバイトは失敗も多く、落ち込む 事もあったが、従業員の方々にフォローしていただいて、何とか契約期間満了まで取り組むことができた。これは、物事を最後までやり遂げることが苦手な私の 第一歩であり、私でも頑張ればできるのだと感じさせてくれる体験であった。この体験を今後の日常生活や勉学の中で生かしていけば、自身の成長に良い影響を 与えてくれるのではないかと思った。そして、失敗は決して悪いことではない。挑戦することが大事であると思わされた。なので、これから沢山のことに取り組 んで、私の得意分野をみつけて、自分のことを理解していきたいと思った。しかし、一度に多くのことをするのは、誰にとっても簡単なことではない。私は一度 にすべてのことをしようとして、失敗することが何度もあったので、焦らず時間をかけて物事に取り組んでいきたいと思う。


令和3年度

「新しい自分になるために」

 私は幼い頃から人と関わることが好きだった反面、自 分に自信が持てず周りに頼って しまい、人前で自分の意見を言うことがなかなかできませんでした。もやもやした気持ちのまま周りに合わせて、その場をやり過ごすことが多かったのです。し かし、この桜楯館を受験することを決めたときに、二つの目標をたてました。それは「自分を変える」ということと「充実した高校生活を送る」ということでし た。

 一つ目の「自分を変える」というのは、特に自分の内 向的な部分を変えたいと思い目 標にしました。クラスの中に知っている人が一人もいなかった入学式の日、クラス全員と仲良くなるためには、自分から自己紹介をすることが大事だと思い、実 行しました。はじめに、女子全員に話しかけ、男子にはタイミングを見ながら、少しずつ話しかけていきました。そのおかげで、すぐに友達になることができま した。授業以外でも自分から積極的に手を挙げるように努力しました。初めて、学級委員長になったことやいろいろな行事での感想発表などを進んで行いまし た。発表の時に何度も言い間違いをしましたが、発表する回数が増えていくうちに少しずつ自信が持てるようになりました。そして、新しいことにチャレンジし たいと思うようになり生徒会執行部に入ることにしました。誰でも新しいことにチャレンジする時は、多かれ少なかれ必ず不安があります。しかし、私は一歩踏 み出すことで自分の内面を変え、少しでもプラス思考で考えることができるようになりました。これからも自分の可能性を伸ばすための努力を続けていきたいと 思っています。

 二つ目の「充実した学校生活を送る」というのは、行 事や勉強についても、受け身で はなく自分で行動に移すことを心がけ、学校生活をより充実したものにするということです。クラスマッチではクラスで揃いのハチマキを作ったり、桜楯館フェ スタではステージ発表で楽器演奏をしたりして、それぞれの行事を楽しむことができました。さらに学校祭のときには、お客様に楽しんでもらうだけでなく、い かに自分たちも楽しむことができるかを考え、友人や先生方からも意見をいただきながら多角的に物事を見る経験を積むことができました。学習面でも、授業だ けではなく進路に向けた勉強を先生方にお願いし、自主学習を積極的に取り組んできました。これまでの私は、勉強と真剣に向き合うことがなかったので、目標 を決めて今まで以上に勉強を頑張りました。


「今年の桜楯館フェスタ」

 僕は今年の桜楯館フェスタで、八人のメンバーと一緒 に太鼓を叩きました。

 今年は去年とは変わって、自分の叩く位置を交代した り、去年よりも速いスピードで叩いたりしました。覚えることが増えて、去年よりも大変かなと思っていましたが、去年覚えたことを活かして、もっと上手く叩 くことができました。

 今年はコロナの影響もあって、去年参加した大館神明 社祭典が中止になってしまった ので、桜楯館フェスタでしか太鼓を叩く機会がありませんでした。けれども、メンバー全員でたくさん練習をして、前日祭とフェスタ当日の演奏を頑張りまし た。どちらも大成功でよかったです。来年度もぜひ頑張りたいです。

 

「ちょっとしたふりかえり」

 僕は四月に、一年間の目標として、「学力、筋力、コ ミュニケーション能力の向上」 というものを掲げたので、それを主に振り返りをしていきたいと思います。まず学力に関しては、自分なりにまじめに授業を受け、テストもまぁまぁいい点を取 れていたと思うので達成。次に筋力に関しては、雪が降る前はずっと自転車で往復四十分通学して、そもそも体を動かす機会が増えて、人並みではなくとも筋肉 がついたと実感しているので、これも達成。最後にコミュニケーション能力に関しては、積極的に挨拶するようになり、ここ一年を振り返ってみてもいろいろな 人と話せるようになったと思っているので、これも達成。

 ここまで、三つすべての目標を達成とは言ったもの の、自分にはまだまだ足りないものばかりだし、そろそろ進路についても本気で考えないといけないので、貴重な今の時間を有効に使い、人として成長できるよ う、これからを過ごしていきたいです。


「学校生活を振り返って」

 私が学校で生活する中で成長したと思うことは、中学 校の時に比べて人との関わり方がうまくなったことです。人と話すことが増えてコミュニケーションを取ることがうまくなりました。残りの二年間でもたくさん の人と関わりをもっと増やしていけるように頑張りたいです。

 学習面では、授業中のノートの取り方を工夫しまし た。黒板に書いている事以外にも 自分なりにポイントをまとめて、テスト前に見返したときに分かりやすいノート作りを心がけました。テスト前にはテスト当日は早く学校に来て友達と図書室で 勉強を頑張りました。その結果、テストの時にスムーズに問題に取り組むことができました。

 まだまだ成長していない部分や努力が必要な部分があ るので、来年からはその部分も頑張っていきたいです。残りの二年間では苦手な人との関わり方をもっと考えていきたいです。社会に出てから困ることがないよ うに、これからもたくさん学んでいきたいです。