学校生活について(生徒の感想)
○令和4年度
・人と接することが苦手で、初めの頃は、自分か
ら話しかけたりすることができませんでした。桜楯館フェスタで他の生徒と接する機会が増え、それがきっかけで仲の良い友達を作る事ができました。私はもと
もと自分から話しかけるタイプではありませんが、自分の意見を徐々に発言することができるようになってきました。友人と学習の話や趣味の話をして充実した
学校生活をおくることができて毎日の登校が楽しく、係の仕事も協力しておこなうことができました。周りとコミュニケーションを取れたことにより、自分に自
信をもてるようにもなりました。
来年は学年が上がるので自分の将来について具
体的に考え、どんな職業に就きたいか明確にし、目標を立てて生活していきたいと思います。また、自分の意見をしっかりもち、発言できる人間を目指していき
たいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・この1年間で特に印象に残っているものを考え
たとき、1番に桜楯館フェスタのことを思い出した。入学して初めての学校祭に、ワクワクが止まらなかった私は、誰よりも学校祭を楽しむために様々な出し物
に参加した。
体育の時間にビデオを見て心を奪われた八丈太
鼓には、進んで立候補し練習のある日はできる限り足を運んだ。先生や先輩方は、超絶初心者である私に、譜面の読み方から丁寧に分かりやすく教えてくださ
り、どんな些細な質問でも真摯に答えてくれた。そのおかげで何度か練習し、ぎこちないながらも先輩の太鼓についていけるようになった。八丈太鼓は叩く速さ
に違いがあり、1番早いものにはついていくのが大変だったが、通しの練習で最後まで叩き切れたときの達成感はとても気持ちいいものだった。本番当日では、
練習の時とは服装も周囲の環境も違って緊張したが、叩いているうちにノッてきて、最終的には楽しみながら演奏することができた。張り切りすぎて、後日筋肉
痛に悩まされてしまったが、今ではそれも含めていい思い出になっている。
桜楯館フェスタにはもう一つ思い出がある。当
日部門で行った科学実験教室のことだ。科学実験教室では、安部先生からの提案で私が趣味としてやっているレジンクラフト教室を行った。自分の好きなこと
を、学校祭というイベントを通して沢山の人に知ってもらえる機会になってとても嬉しかった。コロナ禍で一般公開は生徒の家族や関係者のみという制限があっ
たため、大勢の参加は期待できないと思っていたが、当日には科学実験教室のメンバーだけでは手が回らず、用意していた材料、素材を使い切ってしまうほどに
大盛況となり嬉しさより先に驚きがあったことを思い出す。
一日中大忙しだった桜楯館フェスタだったが、 それだけにやりがいと達成感が感じられるイベントだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・この1年間で私が1番印象に残っていること
は、ふるさと学習です。実際に現地に行って話を聞いて、建物の中を見せてもらって学んだことをみんなの前で発表するのがとてもいい経験になったからです。
私は秋田県に引っ越してきてからまだ2年ほどしか経っていないので秋田の歴史を研究し、学ぶことができてとても楽しかったです。
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・私は冬休みに初めてスーパーで短期アルバイト
を体験した。コミュニケーションに苦手意識があった私は、環境に馴染めるか不安だったが、作業の分からないことを従業員の方に聞いたり、お客様の案内も従
業員の方に頼りながらも取り組んだりすることができた。実際に体験することによって、「コミュニケーションが苦手だと思い込んでしまっているのではない
か?」と気付かされた。また、年末年始はお客様の出入りが非常に多く、従業員の方々も商品の製造に苦労しているようだった。そのとき、手の空いている他の
担当の方々が応援に駆けつけてくれて、無事にお客様に商品を提供することができた。このことが、仕事は自分1人だけでなく、周りの協力や団結力でなりたっ
ているのだと実感に繋がった。そして、このことが、社会に馴染んでいくために必要になってくることだろうと思った。
初めてのアルバイトは失敗も多く、落ち込む
事もあったが、従業員の方々にフォローしていただいて、何とか契約期間満了まで取り組むことができた。これは、物事を最後までやり遂げることが苦手な私の
第一歩であり、私でも頑張ればできるのだと感じさせてくれる体験であった。この体験を今後の日常生活や勉学の中で生かしていけば、自身の成長に良い影響を
与えてくれるのではないかと思った。そして、失敗は決して悪いことではない。挑戦することが大事であると思わされた。なので、これから沢山のことに取り組
んで、私の得意分野をみつけて、自分のことを理解していきたいと思った。しかし、一度に多くのことをするのは、誰にとっても簡単なことではない。私は一度
にすべてのことをしようとして、失敗することが何度もあったので、焦らず時間をかけて物事に取り組んでいきたいと思う。